もともと私は、台湾まぜそばの発祥の店である「麺屋はなび」様にて18才のときからアルバイトをしておりました。そこで「一番美味しいラーメン」を作りたい、その一心で修行を始めます。当時は毎日のように、試作品を作っては試食しておりました。

そのような日々を約10年繰り返し、完成したラーメンが現在「麺屋くろ松」の看板メニューである「錦爽どりとあご出汁の中華そば」です。地元の新鮮な素材を使用し、女性の方でも食べやすいあっさりした味つけのラーメンとなっております。この「錦爽どりとあご出汁の中華そば」を看板メニューに独立し、2021年に「麺屋くろ松」をスタートさせました。

「麺屋くろ松」からは、鶏と魚介の味を堪能できるあっさりしたスープが魅力の「焼きあご出汁の醤油ラーメン」を提供しております。スープは、愛知県のブランドである鶏錦爽どりの鶏ガラと、焼きあご（トビウオ）を使用し、旨味を抽出するためにじっくりと弱火で12時間煮込みます。そこに、濃口醤油やたまり醤油、本みりんをブレンドし、さらに魚介の旨味溢れる醤油ダレを合わせた鶏ガラと魚介の絶妙なバランスと、香ばしさが自慢の一杯です。この香ばしいスープには、愛知県産小麦「きぬあかり」と北海道産小麦「ゆめちから」をブレンドした、特注の多加水麺を合わせております。女性の方でも食べやすく、上品な旨味を楽しむことができるラーメンです。

やはり1番は、「1番美味しいラーメン」を提供したい、という思いです。麺やスープはもちろんですが、それを作る道具にも気を配っております。

例えば、「麺屋くろ松」では、豚肉を吊るして表面を炭火による低温直火で焼き上げる吊るし焼きで、香ばしいチャーシューを作ります。このような焼き方をすることで、中はジューシーに、外はパリッとした美味しいチャーシューが出来上がります。この吊るし焼きの際に使う窯は、店長自ら他県まで探しに行き工房の方に直接頼み込んで特別に製造していただきました。現在でもこの窯は使わせていただいており、美味しいチャーシューを作っております。道具1つとっても、最大限美味しいものが作れるようにきちんと選び抜き、これからも妥協することなく「一番美味しいラーメン」を提供し続けてまいります。

「また来たい」と思っていただけるお店になりたいです。もちろん、「一番美味しいラーメン」を提供し続けることは当たり前ですが、当店はお客様との距離感を大事にしております。チェーン店とは異なり、スタッフとお客様の距離が近いため、一人ひとりのスタッフが丁寧に対応できます。帰った後に、「あのスタッフさん良かったな」ともう一度訪れるキッカケになってほしいです。もちろん、愛知県のお客様だけではなく、全国各地より「麺屋くろ松」を訪れ、「また来たいな」と思っていただきたいです。

「麺屋くろ松」様は、2021年にスタートしたばかりの店舗でありながら地元で大きな人気を博し、全国各地の名店が集う「ラーメンステーション」にも出店しているお店です。

その看板メニューである、鳥ガラと魚介の旨味たっぷりの「錦爽どりとあご出汁の中華そば」は、「一番美味しいラーメン」を目指し、数年かけて作り上げたラーメンです。あっさりとした食べやすいラーメンとなっており、店長のこだわりが伝わってきます。さらに、「麺屋くろ松」様には、中華そばの他にも、店長オリジナル「担々麵」や、「麺屋はなび」様から継承した「台湾まぜそば」もございます。ぜひご自身でその味を堪能してみてください。